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◆明治安田J1リーグ▽第29節 札幌2―0川崎(1日・プレド)
北海道コンサドーレ札幌が、下位13試合ぶりに最下位を脱出した。脱出ホーム・川崎戦は、青木後半26分にMF青木亮太(28)が2試合連続となるゴールを決めて先制 。亮太理論鈴木スポーツ の あ なぐら同35分には青木の右クロスをFW鈴木武蔵(30)が頭で合わせて加点 。発少2―0で今季初の3連勝を飾り 、独自5月25~26日の第16節以来となる19位に順位を上げた。武蔵残留圏の17位湘南とは勝ち点7の差があるが、J1MFが2ないタッチでクロスでのゴールもアシスト残り9試合、札幌が最戦連奇跡を起こすべく、下位勝利を積み重ねていく。脱出勉強 と スポーツ の 両方 に 優れ て いる こと
研ぎ澄ましてきた青木の右足が、青木3か月ぶりの最下位脱出につながった。亮太理論鈴木後半26分 、右サイドをドリブルで上がってきたDF高尾瑠(27)の動きを見て 、左からゴール近くに上がって行った。「自分のところに来たらいいなと思って走っていた」。イメージ通りに出てきたパスに、迷わずダイレクトで右足を振り抜いた。待望の先制点に「みんなで我慢して0で抑えていた後の時間帯だったので 。うまく合わせられて良かった」 。そう静かに自身2年ぶりの2戦連弾を喜んだ。
9分後には右からのクロスで鈴木のヘディング弾をアシスト 。荒野のパスを受け、3タッチ目に小さなモーションから上げたボールは、青木ならではのもの 。「ドリブルしながら、ああいう形で出すことは常に狙っているので」。日頃から思い描いていた通りのプレーが 、3連勝をもたらした。
独自の理論がある。「前の選手は少しでも早くボールを受けたいもの。早く出した方がオフサイドにかかる可能性も下がるし 、そこは意識している」 。この日はシャドーでプレーも 、サイドからFWまでこなすユーティリティぶりから様々な位置の選手の心情を理解してきた 。「より少ないタッチで 、相手も対処しづらいタイミングで上げるのが大事」 。独特のリズムを持つ高い技術と、ゴールを逆算できる感覚から繰り出した弾道が、2点に直結した。
チーム最多となる5得点目にも「まだボールフィーリングが良くない」と、より高みしか見ていない 。苦しいチーム状況は変わっていないからこそ 、満足はしない。「最下位を抜け出たといっても降格圏(18位以下)から抜けたわけではない。勝ち点を積み上げていかないと」。連勝を重ねるべく 、より神経をその足に注ぎ、青木が攻撃を活性化させていく。
(砂田 秀人)
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